甘くないさ バトルはいつだって

ポケモンやってます

【SV S19】白馬は二度凸る【最終174位/R2016】

初めまして、らぐそんと申します。今回R2000を達成したので記事を書かせていただきます。初めての記事になるので読みにくい部分もあるかと思いますが多めに見てください。レンタルパーティは伝説環境が終わるまでは残しておきます。

以下常体

 

 

 

構築経緯

動画投稿者のかかねさんが前期R2000を達成したチョッキ白馬+トリル癒しの願いを使ってみたところ環境にかみ合っていて強いし、何より使っていて楽しかったので軸として採用。トリル癒しの願い枠は原案のままチリーンを使うとチョッキ一点読みされそうで怖かったのでエムリットを採用。白馬を使う上でヘイラッシャは重く見ないといけないと思ったので渦アンコカイリューを採用し基本選出とした。

ここまでで対特殊禁伝には勝率がよかったが、対物理禁伝に勝てなかったので持久力のカゴのみブリジュラスを採用した。またヒートロトムとラウドボーンに勝てないことに気づいたので後出しから負荷をかけられトリルとも相性がいい命の珠赫月ガチグマを採用した。

ここまでで毒菱系の構築(宿り木黒馬、ルギア軸、ムゲンダイナ軸)が重かったこと、カイリューを除いて格闘の一環があるためスカーフコライドンがアクセルブレイクを打ってきて後投げブリジュラスがワンパンされることが気になったので補完枠として瞑想封印ピクシーを採用した。体感ヘイラッシャの数が減っていたこととヘイラッシャにエムリットが有利をとれることに気づいたのでカイリュー地震神速アンコ羽に変更し、これで構築が完成した。

 

 

個体紹介

バドレックス(白馬) @ とつげきチョッキ
テラスタイプ: でんき
特性: じんばいったい
性格: いじっぱり
207(252)-238(252)-170-94-151(4)-70
リザードランス / 10まんばりき / テラバースト / にどげり

<調整>
HA: 特化
S: 初手ステロ撒きとかち合ったときに下から動きたくないので下げていない

 

本構築の軸。ほぼすべての試合で初手に投げ、9割くらいで初手テラスをして対面で打ち合っていく。勝敗は初手このポケモンでどれだけアドが取れるかにかかっている。初手の打ち合いを制し、クッションを挟んでトリル癒しの願いから残りもこのポケモンで倒すのが基本的な勝ち筋になる。

技構成はメインウェポンのブリザードランス、相性補完のいい雷テラバースト、イーユイをワンパンするための10万馬力を確定とし、もう一枠はパオジアンにアドを取るためのにどげりとした。余談だがドーブルバトンの構築に対してにどげりでドーブルをワンパンすることで降参をもらった試合が二試合ある。

前述のとおり氷と相性補完がよく水ウーラやヘイラッシャ、ママンボウへの打点を持つためテラスは電気。持ち物はコンセプトでもあり幅広く打ち合いをするためのチョッキ。

選出率No.1

 

エムリット @ きあいのタスキ
テラスタイプ: はがね
特性: ふゆう
性格: ずぶとい
187(252)-112-172(252)-125-126(4)-100
サイコノイズ / いやしのねがい / トリックルーム / アンコール

<調整>
HB: 連続技と先制技が物理に多いので特化
S: 下げる必要性を感じなかったので下げていない

 

本構築の軸2。基本的にはクッション枠を切った後、襷を盾にトリル癒しの願いで白馬につなぐ。トリル癒しの願いを両立できるポケモンは複数いるが、①電テラ白馬に打たれる地面の一貫を切れること②A特化水テラ鉢巻ラオスの水流連打も確定で耐えられること③サイコノイズとアンコールにより最低限受けに抗えることを評価した。

技構成はコンセプトであるトリル癒しの願いまで確定で、前述したとおり受けに強く出れるサイコノイズとアンコールを採用した。浮遊とサイコノイズによりヘイラッシャやグライオンに割と強く出ることができる。トリルを打ったターンに積んでくる人もいてそれを咎めるためにもアンコールは必須だった。エムリットだけで詰められる展開も多くあるため、このポケモンの練度がこの構築の強さに大きく関わっている。1か月間エムリットを使い続けたので愛着がわいた。よく見るとこいつかわいい。

テラスタイプはグライオンに強く出たり、剣舞を積んだコライドンのスケショを耐えるために鋼。ノーマルにすれば宿り木黒馬に強く出れるかもと考えたがサイコノイズが黒馬が耐久無振りでも乱数7発だったため断念。持ち物は黒馬に対してもトリルを張るために襷。

選出率No.2

 

カイリュー @ ゴツゴツメット
テラスタイプ: ノーマル
特性: マルチスケイル
性格: いじっぱり
197(244)-204(252)-116(4)-108-121(4)-101(4)
じしん / しんそく / アンコール / はねやすめ

<調整>
特に語ることもないテンプレ

 

クッション枠。地面の一貫を切れているのが偉い。3枠目に出したいポケモンがいないときに出す。アンコ羽休めにより最低限ヘイラッシャに強いまま、幅広く殴り合いもできる。A特化神速とゴツメによりいろんなポケモンを白馬圏内に入れるのが役割。

技構成、テラス、持ち物すべてテンプレなので特に語ることなし。最終日に向けてパングロウーラが増えていたのが気になったがそれでも強かった。

選出率No.3

 

ブリジュラス @ カゴのみ
テラスタイプ: ほのお
特性: じきゅうりょく
性格: ずぶとい
197(252)-112-200(252)-146(4)-85-105
ボディプレス / 10まんボルト / ヘビーボンバー / ねむる

<調整>
HB: 物理を受けるため特化

 

クッション枠兼対物理禁伝最終兵器。最初はコライドンに投げるつもりで育成したがコライドンのパワーがすごすぎてテラスを切らないと受からない。しかし特殊がハバカミ、赫月ガチグマに一任されている構築ならヘビボンを交代際に当てることで詰ませることができる。またその他有象無象の物理禁伝(白馬、ホウオウ、日ネク、黒キュレム)にめっぽう強くeasy winを量産した。

技構成はメインウェポンのボディプレス、ハバカミに打つヘビボン、ヘイラッシャに打つ10万ボルト、即時回復技の眠るで確定。構築の関係上、後投げから展開を作っていくため食べ残しではHP管理が難しいのでカゴのみ眠るによりHPを管理することにした。鉄壁を採用していないが、後投げからの一回と読まれない眠るのターンの一回によりB↑2の状態になっていることが多かったので気にならなかった。

持ち物は眠るから即復帰するためのカゴのみ、テラスはコライドンを安定して受けたり、ハバカミのムンフォを無理やり受けたりするための炎とした。白馬に対しては緊張感によりカゴのみが食べられない点は注意。

選出率No.4

 

ガチグマ(赫月) @ いのちのたま
テラスタイプ: ノーマル
特性: しんがん
性格: ひかえめ
219(244)-81-140-205(252)-87(12)-72
ブラッドムーン / ハイパーボイス / だいちのちから / しんくうは

<調整>
H: 玉ダメ意識で10n-1
C: 魂のC特化
HD: 珠ダメ+フレアソング+(c+1)フレアソングほぼ耐え

 

破壊枠兼トリルエース。白馬ではどうしようもないヒートロトムやラウドボーンに後投げし、珠ブラッドムーンで相手のポケモンを一体吹き飛ばすのが役割。白馬エムリットガチグマと選出するとトリルエースをどちらにするかを試合中に決められるのが面白い。霊と電気の一貫を選出画面で切ってくれているのも優秀。

技構成は採用理由のブラッドムーン、身代わりに強いハイパーボイス、白馬が重めの鋼に打てる大地の力、先制技の真空波とした。結局この技構成が一番完成されていて強いと思う。

持ち物は相手への負荷を高めるための命の珠。耐久無振りの黒馬やコライドン、H振りのラウドボーン程度なら珠ブラムでワンパンできる(シルクだと乱数)。シルクじゃないことで真空波の火力がそこそこあるのもよかった。テラスは受けを許さないためのノーマル。

選出率No.5

 

ピクシー @ たべのこし
テラスタイプ: あく
特性: マジックガード
性格: おだやか
202(252)-81-113(156)-115-135(100)-80
みわくのボイス / めいそう / つきのひかり / ふういん

<調整>
HD: 臆病黒馬のアスビ+(D+1)アスビを食べ残し込みほぼ耐え
B: あまり

 

毒菱+宿り木黒馬orルギアorテラパゴス, etc.に勝つために最終日前日に突如現れた救世主。若干重かったチオンジェンやキョジオーンにも強く出れるのがgood。増えていた毒菱軸に対してストレスフリーで戦えてよかった。キラフロル入りの黒馬が毒菱を軸にしてるのか、補完としてキラフロルが入っているのかの判断が難しかったが宿り木以外の黒馬には軸であるチョッキ白馬が有利であるので臆せず投げていた。

技構成は身代わり貫通で無効タイプのない魅惑のボイス、特殊と打ち合うための瞑想、即時回復技の月の光、ルギアやテラパゴスとの瞑想の積みあいに勝つための封印とした。アンコールも選択肢にはあったがSが低いこのポケモンで打つのが弱そうだったこと、瞑想をアンコールしたところで展開有利になっていないことを考えて不採用とし、封印によりこちらだけ瞑想を積むことで積みあいを制することにした。アンコールと違い、封印による縛りはピクシーが引くまで残り続けるのも評価した。

持ち物は長く居座ることができ、黒馬対面でも発動する食べ残し、テラスタイプはサイコノイズ対策もでき、アスビのダメージも抑えられる悪とした。

選出率No.6

 

 

選出

vs黒バドレックス 有利 白馬エムリット@1
黒馬目線は白馬に有利だと思っているためアドを取る1ターンを作りやすい。@1は柔軟にブリジュラス以外は出していける。(フロル←ピクシー、ラオスカイリュー、ブリジュラス←ガチグマなど)

 

vsミライドン 微有利 白馬エムリット@1
ミライドンに対しては有利をとれるが取り巻きのハッサムが重い。ハッサムの枠にアーマーガアが入っている構築は崩していける。ミライドン+白馬より遅いポケモンが組んでいることも多いのでトリルを張らないという選択を取ることもある。

 

vsコライドン 不利 白馬エムリットブリジュラス
初手コライドンに対してブリジュラスを後投げして展開を作りたいが、蜻蛉帰りや剣舞などから後手後手の展開になることが多い。ただコライドンの体力が削れやすいためなんやかんやトリルが通ったりする。後発の挑発コライは無理。鉢巻も無理。

 

vsザシアン 微有利 白馬エムリットカイリュー
対面構築になっていることが多いのでトリルがよく通る。初手ザシアンはテラス馬力+ゴツメダメと神速で処理する。この動きは地面テラバもケアできているのが偉い。

 

vsホウオウ 有利 白馬ブリジュラス@1
白馬で聖炎を誘いブリジュラスで受けるとほぼほぼ相手が詰む。ハバカミが出てこないようヘビボンを適宜打っていれば負けることはない。ブリジュラスが崩されても白馬が燃えなければ破壊できたりする。癒しの願いでやけどが回復することを覚えておくと立ち回りの幅が広がる。

 

vs白バドレックス 五分 白馬ブリジュラス@1
ホウオウ同様ブリジュラスで積ませることを目指す。トリルタイプの白馬なら有利。宿り木タイプの白馬ならピクシーがブリラン受からないので不利。

 

vsテラパゴス おそらく有利 白馬エムリットピクシー
ピクシーを採用してから一試合しか当たっていないのでわからないが机上論有利。スカーフや眼鏡なら白馬が、瞑想を積む型ならピクシーが有利をとれる。

 

 

重い相手

甘えるゴチルゼル
実は白馬に対して後投げから甘えられるだけで普通に負ける。選出されないことを祈っていたし、実際選出されなかったので乗り切ることができた。

 

ハッサム
持ち物依存のポケモンが多いのではたき落とすがしんどい。白馬が打点を持っていないのもあり処理に時間がかかる。こちらはゴチルゼルと違って対策できるため最初の改善案はここになりそう。

 

鉢巻コライドン
ブリジュラスが吹き飛ぶので無理

 

挑発コライドン
エムリットがトリルを張れないので厳しい。ほかのポケモンにテラスを切らせていれば挑発読みサイコノイズで殴り勝つ選択もとれる。挑発ハバカミは初手に来てくれることが多いので割と勝てた。

 

ラウドボーン入りのコライドン
ブリジュラスもガチグマも出したいが選出がうまくまとまらない。そろそろこの構築コライドンが激重なのばれてそう。

 

 

終わりに

伝説環境が好きで結果を残したいと思っていたので満足いく結果が出せてうれしかった。今回はレート2000を超えた時点で保存したが、今度これくらい強い構築を作れたら貪欲に二桁を狙っていきたい。チョッキ白馬はまだまだ開拓の余地があるポケモンだと思うので興味があればぜひ使ってみてほしい。

このエムリットの運用だけは間違いなく自分が一番うまいと思う。

質問等あればX(@ragu_son)まで

TN: raguson